多因子モメンタム・リバーサルコンビネーション戦略
概要
本戦略はマルチファクターコンビネーション戦略であり、逆張り因子とモメンタム因子を組み合わせることで、市場における逆張りの機会を発掘することを目的としています。まず、123逆張り因子を用いて揉み合い下落後の反転機会を識別し、次にモメンタム指標を用いて二次選別を行い、大勢における逆張りの偽シグナルをフィルタリングすることで、短期逆張り鞘取りの機会を捕捉します。
戦略原理
本戦略は以下の2つの部分で構成されています。
-
123逆張り因子
この部分では、日内逆張りの考え方を応用し、前日の終値と前々日の終値の関係を判断し、スローKラインと組み合わせて反転機会を識別します。具体的なロジックは以下の通りです。
-
買いシグナル:2日連続で終値が下落した後、当日の終値が上昇し、9日スローKラインが50未満の場合、買いシグナルが発生します。
-
売りシグナル:2日連続で終値が上昇した後、当日の終値が下落し、9日ファストKラインが50超の場合、売りシグナルが発生します。
-
-
エルダー・ディッキー・モメンタム・オシレーター(ETSI)
この部分では、3つのEMAを使用して価格モメンタムを平滑化する方法でモメンタム指標を構築します。指標の計算式は以下の通りです。
xPrice1 = close - close[1] xPrice2 = abs(close - close[1]) xSMA_R = EMA(EMA(EMA(xPrice1, r), s), u) xSMA_aR = EMA(EMA(EMA(xPrice2, r), s), u) xTSI = xSMA_R / xSMA_aR * 100 xEMA_TSI = EMA(xTSI, N)ここで、xSMA_Rは価格モメンタムのEMA平滑値、xSMA_aRは価格変動幅のEMA平滑値、xTSIは両者の比率で構成されるモメンタム指標、xEMA_TSIはxTSIを再度EMA平滑化したものです。この指標はxTSIとxEMA_TSIの関係を判断し、取引シグナルの方向とします。
最後に、戦略は2つの部分のシグナルをAND演算で組み合わせ、両方の因子が同じ方向にシグナルを発した場合のみ、実際の取引注文を生成します。
戦略の優位性
本戦略の最大の優位性はマルチファクター設計にあり、偽シグナルをフィルタリングし、質の高い取引機会を発掘できます。具体的には、以下の3点が挙げられます。
-
123逆張り因子は、揉み合い下落後の短期的なリバウンドポイントを識別できます。
-
エルダー・ディッキー・モメンタム指標は、大勢の方向を効果的に判断でき、逆張りシグナルが大勢と逆行するのを防ぎ、偽シグナルをフィルタリングします。
-
2つの部分のシグナルをAND演算で組み合わせることで、シグナルの質を高め、戦略の安定性を強化します。
戦略リスク
戦略はマルチファクター設計でリスクをコントロールしていますが、以下の主なリスクが依然として存在します。
-
逆張りシグナルがトレンド相場の中で発生し、利益を得られない可能性があります。
-
2つの因子のパラメータ設定には主観性が伴い、特定の銘柄にオーバーフィットする可能性があります。
-
反転後に価格が再び反転することで、損失リスクが増加する可能性があります。
これらのリスクは、パラメータを最適化してより多くの銘柄に適合させる、反転後の保有期間を制御する、指標の関係変化をリアルタイムで監視するなどの方法で軽減できます。
戦略の最適化
本戦略は主に以下の点で最適化が可能です。
-
2つの因子のパラメータを調整し、データサンプルにより適合するものを探します。
-
ストップロス戦略を追加し、1回の損失を制御します。
-
トレンド銘柄とレンジ銘柄で異なるパラメータ組み合わせを使用します。
-
因子のウェイトメカニズムを追加し、パフォーマンスの良い因子により大きなウェイトを与えます。
-
機械学習アルゴリズムを導入し、パラメータの自動最適化と更新を実現します。
まとめ
本戦略は、逆張り因子とモメンタム指標を組み合わせ、マルチファクター最適化設計を実現することに成功しています。短期的な反転機会を効果的に識別し、モメンタム指標を用いてシグナルを二次検証することで、戦略の勝率を高めています。戦略にはまだ改善の余地がありますが、その中核となる考え方は、クオンツ戦略設計の良い参考となります。
/*backtest
start: 2023-10-21 00:00:00
end: 2023-11-20 00:00:00
period: 1h
basePeriod: 15m
exchanges: [{"eid":"Futures_Binance","currency":"BTC_USDT"}]
*/
//@version=4
////////////////////////////////////////////////////////////
// Copyright by HPotter v1.0 30/07/2020
// This is combo strategies for get a cumulative signal. - 1

